最近、CMでも話題のTikTok(中国版正式名称:抖音短视频)
中国版と日本版では、ユーザーもサービス内容もけっこう違っていて楽しいですね。
さっそく試してみようと中国版を探しましたが、日本のApp Storeでは見つからず。。
そう、中国版は中国のApp Storeからでないとダウンロードすることができないのです。
そこで、本記事では、
「中国のApple IDを作成して、中国版TikTokをダウンロードする方法」
についてまとめました。
全体の流れをざっくりいうと、
- 普段使う日本版Apple IDとは別に、もうひとつ日本版のIDをとる
- 普段使うIDからサインアウトする
- ふたつめのIDにサインインし「国または地域名」を「中国」に変更
- 中国版Apple StoreでTikTokアプリをダウンロード
というながれになります。
「ていうか、最初から、中国版のID取れば良くない?」と思うかもしれませんが、
中国版のIDを新規で作ろうとすると、
ID作成の途中で中国国内の電話番号の認証を求められ、さきに進めなくなってしまいます。
なので、ちょっと面倒ですが、
まずは日本版のIDを取得し、それから国を変更する
という手順を踏んでやる必要があるんです。
自分もつまづいた部分だったので、方法をシェアしておきます。
Contents
ふたつめの日本版Apple IDを取得
まずは、普段使っているIDとは別に、もうひとつIDをとります。
この方法については、とくに説明の必要もないかと思います。
アップルIDサイト
https://appleid.apple.com/account#!&page=create
↑で流れに沿って、新規のIDを作成してください。
※国/地域は、「日本」のままでOKです。
普段使うIDからサインアウトする
まず「App Store」アプリを開きます。
画面右上の「青い人型アイコン」をクリックすると、更新できるアプリがずらっとならんでいる画面に移動するので、画面を一番下までスクロールします
一番下まできたら、左下にある「サインアウト」をクリックします
ここまでで、普段使っているIDからのサインアウトが完了しました。
つぎは、ふたつめのIDにログインして国を中国に変更していきます。
ふたつめのIDにサインインし「国または地域名」を「中国」に変更
新しく作成したふたつめのIDの「国」を中国に切り替える作業です。
難しくないので、順を追ってすすめましょう。
サインアウト後に画面を上のほうにスクロールしていくと、↓の画像のように「Apple ID」と「パスワード」が空欄になっているかと思います。
ここにさきほど作成したふたつめのApple IDとパスワードを入力してサインインしてください。
ふたつめのIDでサインインできたら、IDとメールアドレスの部分をクリック
国のリストがずらっと並んでいる画面になるので、一番下までスクロール
「中国本土」をクリック
利用規約の画面になるので、右上の「同意する」をクリック
真ん中にでてくるポップアップも「同意する」をクリック
支払情報と氏名の入力画面がでてきます
「お支払い方法」は「无」(支払い方法なし の意味)を選びます。
急に中国語がいっぱいでびっくりしたかもしれませんが、この記事の順番にすすめば大丈夫ですの安心してください!
次に氏名と住所の入力です。
住所と電話番号の入力をする必要がありますが、ぶっちゃけ適当でいけてしまいます(ただし自己責任でお願いします)
画像のオレンジ太枠部分、街道、郵政編、市級行政区、省份(リストから選択)、電話番号を記入します。
省份をリストから選んだあと、どこかほかの欄をクリックしないと選択が反映されません。少しわかりにくいので注意。
SMSによる認証などは求められません。
郵便番号は1111
電話は123456789
でも登録できちゃいます
必要な部分の入力がすべて終わったら、画面右上の「次へ」をクリック
するとこんなふうに中国のAppストアに画面が切り替わります
これで目的地にたどり着くことができました!
中国ストアでは、「TikTok」で検索しても、検索にヒットしません。アプリの正式名称は「抖音短视频」です。
検索するときは、
「抖音」←これをコピペして検索してください。
または、英語で「douyin」と打っても検索候補に抖音短视频が表示されます。
複垢ではなくひとつのIDで国を切り替えて使う場合の問題点
ひとつのIDだけで、日本版と中国版を切り替えるのは、かなり不便です。
というのは、
アカウントにストアクレジットの残高があると、国の切り替えができない
からです。
一番安いアプリも買えないような端数が残っていたりすると厄介ですね。
一方で、今回紹介した、
日本版と中国版、ふたつのIDを用意しておいて、サインアウト/サインインで切り替える
というやり方だと、たとえストアクレジットが残っていても、サインアウトはいつでもできるのでスムーズなんです。
中国版TikTok以外にも、中国のニコニコ動画といわれる『BiliBili動画』など、最近は中国版にしかないアプリもけっこう増えてきています。
中国テック企業・アプリの動向に興味があり、今後も中国版アプリを頻繁にダウンロードするかも、という人はこの方法で日本⇔中国のIDを行き来するのが便利ですね。